Construction blog.
施工日記
- 2022.09.28
- 施工No.20223
法面補強工事を進めています
3月16日に起きた大規模な地震で崩落した石垣後の法面を補強しています。
前回の石垣撤去から2か月後に法面工事を再開いたしました。お待ちいただいているお施主さん方は早くしてほしい不安なお気持ちもあるかと思いますが、2mを超える法面への施工は、様々な申請や調査が必要になります。地盤強度の調査、調査結果に対しての構造物の強度、適合した設計図など。さらに、立地場所や周辺住民さんからの理解やご協力など、色々と課題があります。最速で準備しての2か月でした。
足場を組んで、谷側の住宅にバリケードを作ります。ハングしている法面を先に削ります。
ベース打設してとアンカーを打ち込みます。鉄筋を組んで法面に固定します。固定した鉄筋を溶接します。メッシュパネルを組んでいきます。コンクリートを打設した後に固定アンカーを打ち込むための穴を確保しておきます。この高さは一回で打設できないので施工を3回に分けます。
一回目コンクリート打設 メッシュパネル2回目組立
コンクリート2回目打設 硬化したら3回目を打設します
コンクリート3回目打設
固定アンカー取り付け こちらは一本が3mあります。地盤強度の計算上は5m必要ですが、住宅があるため3mまでしか打ち込めません。
立地条件が擁壁を建設することが出来ないため、より強固な法面補強で対応しています。