３月１６日の地震は、今回も相馬エリアで甚大な被害を出しています。

２０１１・３・１１と昨年２０２１・２からの教訓。早期復旧には地元業者さんとの連携が必要だということ。親戚関係もあって２０１１年は私たちも相馬の工事に多数携わりましたが、離れた地域なので平時はお付き合いも縁遠くなります。昨年の地震でも多くの被害を出していましたが２０１１年の地震で修復に廻ったお施主さんたちとは連絡を１０年とっていなかったため状況を確認することが難しいのと、コチラから伺っていいものなのか迷いました。一通り遠目から確認してきましたが特に被害はなかったので安心はしました。

２０１１年に当社で修復させていただいた屋根が２年立て続いた地震で崩れていなく、当時施工させていただいた親族より相馬地区の瓦屋根の修復をご紹介していただきました。が、上記の通り平時は相談に乗ることも難しい地域ですので、いつも住まいを見てくれている地元の工務店さんを紹介していただき、連携して修復にあたるようにしています。

ブルーシートをかけていても数回雨漏りをしたそうです

瓦屋根の造りの悪い棟は全て積みなおします。崩れた個所だけだとまた崩れますので。瓦屋根は地震で崩れても地震保険は一部損の扱いにしかなりませんので、１００万円の工事費が必要な場合２０００万円の地震保険をかけていないと間に合いません。被害は屋根だけではないのでできる限り壊れないほうがいいに決まっていると考えていますし、「保険で直せるから雨漏りくらい我慢できる」なんてことはないと思っています。